なぜ「名刺」は「名紙」ではないのか?
「名刺」の「刺」という文字。
なぜ「紙」でないのか、気になりませんか?
「名刺」の起源については、様々な説がありますが、古代中国・漢の劉邦(りゅう ほう)が、初めて現在の名刺の原型となる「刺」と言われる物を使った、と言われています。
劉邦が妻を娶るにあたり、その父親に面会を申し込みます。
自分の名前と共に「政治献金します」というメッセージを書いたり彫ったりした木や竹を、戸口に刺して取り次ぎを頼んだのが始まりとされています。
名刺の「刺」のいわれはそこにあるようです。
また1984年に発見された、三国志時代の呉の武将・朱然の墓から発見された名刺が、現存する最古の名刺だそうです。
私も以前、「大三国志展」が開催された折に現物を見ることが出来、大変感動しました。
2000年以上も前に、中国から名刺の歴史が始まったとは驚きですね。
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