ビジネスシーンにおいて欠かすことのできないツールである名刺ですが、日本と海外ではその捉え方が異なります。
また、名刺に記載する情報の書き方やサイズなども違いがあるため、作成時には注意しなければなりません。
この記事では、海外向けの名刺を作成する際に押さえておきたいポイントや日本と海外の名刺文化の違いなどについて解説しています。海外用の名刺作成を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
海外における名刺文化
日本と海外では名刺に対する捉え方が異なるケースもあるため、名刺文化に違いがあるという前提を押さえておくことが重要です。
日本の場合、名刺はビジネスシーンにおいて欠かせないものであり、初対面の際にはまず名刺を取り出して交換を行います。また、相手の役職に注意する、商談中の名刺の置き方や位置に注意するなどルールやマナーも少なくありません。
一方で、海外の場合、名刺をそれほど重視していないケースも多く、中には連絡先が記載された紙という捉え方をしていることもあります。
海外の場合、初対面の挨拶の際に重視されるのは名刺交換よりも、握手を交わすことによる挨拶であるケースが一般的です。握手を交わしながら名前を伝え、その後のコミュニケーションの中で会社や部署などについて話題にするといった形です。
その中で名刺は連絡先を伝えるツールとして必要に応じて交換します。そのため、海外向けの名刺を作成する際は、連絡先をしっかりと記載しておくことが大切です。
海外ビジネス向けの名刺作成のポイント
海外ビジネス向けに名刺を作成するにあたってはいくつかの点を押さえておくことが大切です。
ここでは具体的にどういった点なのか解説します。日本と同じように名刺を作っていると海外での使用に適していない可能性があるため、ぜひチェックしてみてください。
氏名は姓・名の順番で記載する
海外向けの名刺を作成する場合「姓と名はどっちが先に来るの?」と迷う人もいるかもしれませんが、基本的には日本の名刺と同じで姓が先で名を後にする形で問題ありません。
この順番は日本政府からも推奨されているものであり、パスポートの表記もこの形であるため、無難だといえます。
ただし、明確なルールがあるわけではないため、中には海外の慣習に倣い名を先にして姓を後にしているケースもあります。特別な理由がなければ、姓→名の順番にしておくことをおすすめします。
法人名の書き方を理解する
ビジネス用途の名刺の場合、法人名を記載することとなりますが、こちらの書き方にも注意が必要です。
例えば、株式会社の場合、英語表記にはいくつかの種類があります。アメリカ英語の場合「Inc.(Incorporatedの略)」や「Corp.(Corporationの略)」などを企業名の後につけるのが一般的です。また、イギリス英語では「Co., Ltd.(Company Limitedの略)」を企業名の後に記載します。
海外の中でもどの国に対してビジネスを行うのかによって記載するべき表記が異なるため注意が必要です。なお、株式会社に関してはKabushiki Kaishaの頭文字から「KK.」と表記するケースもありますが、こちらは日本のみで使用されている形で海外の人にはわからないため使用しないようにしましょう。
電話番号は国際電話用の表記にする
電話番号も名刺に記載するべき情報の1つですが、日本の電話番号を海外の人向けに伝える場合、国際電話用の表記にしなければなりません。
これは、電話番号の頭文字「0」を日本の国番号である「+81」にしたうえで電話番号を記載するというものです。携帯電話の090〜や080〜、市外局番の03〜や06〜などの頭にある「0」は国内電話であることを意味しています。そのため、海外の人に電話番号を知らせるときは国内用の番号ではなく、国番号を加えた国際電話用の表記にする必要があります。「090-xxxx-xxxx」という携帯電話番号であれば「+8190-xxxx-xxxx」としてください。
「+81」の表記がないと、相手に国番号を自分で検索させることになってしまうため、相手に手間をかけさせないためにも国際電話用の表記にしましょう。ちなみに、企業によってはフリーダイヤルを使用しているケースもありますが、フリーダイヤルは和製英語であるため、名刺に記載する際は「Toll Free」として電話番号を記載してください。
海外向けのサイズにする
名刺のサイズは日本と海外では若干異なるため、海外仕様のサイズにすることが大切です。
日本の名刺は一般的に91mm×55mmですが、海外だと、例えばアメリカなら89mm×51mm、ヨーロッパなら85mm×55mmと日本のものよりもやや小さめです。また、同じアジアでも中国は90mm×54mm、韓国は90mm×50mmと違いがあります。
受け取った名刺を胸ポケットにしまうケースもあるため、日本のサイズだと大きすぎて受け取った後にしまえないといった事態になりかねません。そのため、サイズに注意したうえで名刺を作成しましょう。
海外ビジネス向けの名刺のデザイン
海外向けの名刺は、デザインの自由度も日本の名刺と比べると高いといえます。
日本の場合、ある程度の形式があり、派手なものや華美なものは業種によっては適していないケースもあります。海外においてもTPOを踏まえたデザインにすることは大切ですが、それでも日本ほど意識する必要はなく、個性を出すことも可能です。日本用の名刺と海外用の名刺をそれぞれ作成する場合、異なるデザインにしてみてもいいでしょう。
海外向けの名刺を作るなら法人e名刺
海外向けの名刺は、日本向けとは異なる表記ルールや配慮が求められるため、用途に合った形で作成することが欠かせません。海外で使いやすい名刺をスムーズに用意したい場合は、法人e名刺の活用を検討してみてください。法人e名刺は、名刺発注にかかるコスト削減や効率化を実現してくれるサービスです。
名刺の作成にあたっては印刷会社との校正のやり取りが不要となるため、手間をかけずに発注を行えます。また、発注は印刷枚数などを指定してボタンをクリックするだけの簡単操作となっている点も特徴です。名刺データの管理や発注状況などはツール上で一元管理できるため、名刺発注業務における無駄がありません。
月額利用料0円で利用でき、システムの導入も不要で、インターネット環境だけで利用できるサービスとなっています。名刺作成をスムーズに行いたい、効率よく行いたいといった企業の担当者の方はぜひ導入を検討してみてください。
まとめ
今回は、海外向けの名刺作成について解説しました。
日本と海外では名刺に対する捉え方が異なっており、国によっては日本ほど名刺を重視しないケースもあります。また、名刺に記載する情報の記載方法やサイズなど、作成時に押さえておくべきポイントも少なくありません。
今後、事業を海外に展開していきたい方や、そのためにも名刺が必要な方は、今回の内容を参考に海外向けの名刺作成に取り組んでみてください。