挨拶状の疑問点にお答えします
3月に入りようやく春らしくなってまいりました。
春は入学、就職、転勤など新たな生活に備える時期でもあります。
ビジネスでも挨拶状などを出す機会も増える頃、そこで今回は挨拶状にまつわる様々な疑問をまとめてみました。
拝啓~敬具
最近はメールが増えて使う機会が少なくなったとはいえ、ビジネス文書でよく使うのが「拝啓」「敬具」という、いわゆる「頭語」「結語」と言われる言葉。
「拝啓」は「相手を敬って申し上げる」という意味、「拝啓」を使ったら最後は必ず「敬具」という「結語」で締めます。
他にも「謹啓」「敬白」や「前略」「草々」などもあります。
私儀ってなに?
いただいた挨拶状でよく「私儀」という言葉を見かけます。
読み方は「わたくしぎ」と読み、「私のことですが……」という意味になります。
しかも他の文字より小さくなっていることがあります。
これは自分のことなのでへりくだって小さくしているのです。
またわざと行末に入れる場合もあります。これも同じ意味です。
決して誤植ではありませんので覚えておいたほうがよいでしょう。
句読点がない……
挨拶状には句読点「。」「、」を入れないのが一般的です。
これは相手に敬意を払うときには句読点を使わないのが一般的とされているためです。
そもそも句読点は明治時代に入ってから学校で子供が読みやすいようにと使われ始めたそうで大人相手に句読点を使うのは失礼にあたるという考え方からそうなったとのこと。
慶事は終止符、区切りをつけないという意味もあるようです。
ひと口に挨拶状と言っても奥が深いもの。
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